天候と世界レベルのJリーグ

天候

サッカーは基本的によほどの悪天候でない限り、雨や多少の雪が降ったとしても試合は開催されます。

Jリーグでは以前、ヨーロッパのリーグにあわせた、夏に開幕し翌年の春に閉幕するという日程が検討されたことがありました。しかし、世界を見渡しても、日本のように四季の豊かな国で、全国津々浦々でプロのサッカーリーグが開催されているような例はないでしょう。国土のほとんどを山地がしめているため、少ない平野部だけでなく、山間部にも街が広がり、特に雪深い部分での都市の発展は世界でも類を見ないほどのレベルです。そうした場所でスタジアムを維持し、プロの興行を開催できるのは、おそらく日本が世界でも最先端の部類ではないでしょうか。

ヨーロッパでも豪雪地帯は存在しますが、そうした場所でプロのサッカーの試合が行われている例はほとんどないはずです。そして比較的雪深い北欧地域では、日本と同じように春に開幕し、冬に閉幕するという日程を取っています。日本サッカーの歴史はまだ浅いながらも、自然との付き合い方、土地との連携などは、すでに世界に誇るべきレベルにまで達していると思います。

Jリーグをはじめ日本サッカーでは、スタジアムでのゴミ拾いに代表されるように、モラルの面で注目されることが多いですが、こうしたインフラ面での素晴らしさにも着目されるべきでしょう。

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