Jリーグが世界レベルに トレーニング

Jリーグのレベルは、世界のトップレベルと比較すると足りない部分がありますが、普段のトレーニング内容では決して引けをとりません。それどころか、一部は上回っていると言っても過言ではありません。しかし、それこそが世界レベルに達しない原因とされることもあります。

日本では、習慣的に時間を決めて物事を行います。Jリーグ各クラブチームの練習も、時間を区切るという点では日本の慣習に準じていると言えます。しかし、長時間の練習は、選手によってはオーバーワークになりがちです。特に日本ではサッカー少年への指導方法として、試合中にバテないようスタミナをつけることを目的として、頻繁に長距離ランニングを課すこともあります。ダイナモ等のスタミナ重視のプレイスタイルであればスタミナは重要ですが、ゴールキーパーやストライカーは速筋を鍛える必要があり、スタミナを養うランニングを増やすことは単なるオーバーワークとなってしまいます。

一方海外では課題を明確に決めてから練習に入り、予定の課題が完了すれば時間に関係なく練習を終えることが少なくありません。このため、90分走りきるようなスタミナを持ちあわせていなくても、多くのスーパースターを輩出しています。

Jリーグでは選手のレベルアップのために、個々のプレイスタイルに合わせたトレーニングが必要とされています。